ヤギを飼い始めて5年ほど経つ。 きっかけは今年高校を卒業する息子の耕人(こうじん)が14歳の時に誕生日に山羊が欲しいといったことにある。 ちょっと探して近所の牧場から譲ってもらった1歳ちょっとの雌山羊、名前はチャオという。 私たちがつけたわけではなくもう名前がついていた。 シバ山羊の雑種で珍しく無角であった。
もらわれてきたのが4月で、その時は全く気づかなかったのだけれど、実はお腹に子供がいて7月には突然出産した(笑) 全く初めての経験で戸惑ったのだけれど生まれた子は当然ながらカワイイ存在で、またチャオがいきなり発揮した母性も新鮮に見えて、それから自然とチャオの家族という家系が増えていくことになる。
一昨年の夏は出産ラッシュで合わせると9頭も産まれ、全部で15頭、牧場でもはじめるなら別だが、流石に趣味で飼うには多すぎる頭数である。 一方で多くの子山羊を事故や病気で死なせた。
山羊の魅力ってなんだろうなと思う。 どんな動物もそうかもしれないがそれぞれに性格が違う。 通常は2頭で産まれてくるが皆個性がある。 大概は自己中でイノセント。まぁ本人はそう考えてるわけでもない。
遊んで食べて排泄をして交尾して子孫を残す。 我慢とかしない(笑) 感情の赴くままに生きてる感が好きなのかもしれない。 そう生きたいと思ってもできない人間社会の悲哀なのかな・・
年老いたら(もうその序盤なのだけれど)経済動物としての山羊と共にもっと田舎で暮らせたらいいなと思うね。 誰も邪魔されずに慎ましく穏やかにね。
Kaz
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